「呼吸をする」木の家は、室内の湿度を一定に調節し、まさに日本の気候にぴったり。断熱性や蓄熱生にも優れています。また、自然の色合いと香り、肌触りの良さなどが、心を和ませます。
木は、石油や鉄と違い、植えて育てることでも再生します。 無闇な伐採はよくないですが、きちんと管理することで永久に資源として活用できる、数少ない生物資源です。
木造住宅は、縦、横、斜めと材料を巧みに組み合わせ、地震の揺れを柱、梁など構造体の面にバランスよく分散させるため、粘り強さと弾力性は抜群です。また木は、建材となってからも生き続けるため、耐久性・強度ともに優れた性質を持っています。
柱と梁で組み立てる木造軸組工法は、壁で構成する他の工法に比べて 間取りや窓の位置などの製薬を受けにくく、また木材は加工が容易なので、自由な設計プランが可能です。また子供の成長や高齢化対応など、ライフサイクルの変化で、増改築の必要が生じても、対応が容易で、コスト的にも割安です。
伝統的は木造軸組工法を得意とする地元の大工・工務店は、地域の習慣や気候・風土にも詳しく、施主の要望にフレキシブルに対応できます。また、メンテナンスやリフォームについても気軽に相談でき、安心です。
木にはフィトンチッド効果があり、皮膚炎やアレルギー、ぜんそくなどの原因となるダニを強力に抑えます。また化学物質が原因といわれるシックハウス症候群なども、天然の木を使えば安心です。
一定の厚さのある木は、火災が起こっても表面が焦げるだけで芯はしっかり。鉄のような急激な湿度低下がないので、建物を支える柱が一気に倒壊する恐れがありません。また現在の木造住宅は一定の防火仕様が施されているため、さらに耐久性は向上します。