みんなで守ろう!医療保険制度
医療費節約のポイント②
薬の飲み過ぎ・もらい過ぎ!あなたは大丈夫ですか?
持病を抱えていたり、複数の医療機関にかかったりしていると、知らぬ間に
薬の飲み過ぎ・もらい過ぎになっていることも。この状態は重複・多剤服薬といわれ、
さまざまな問題を引き起こす要因になっています。
同じ時期に、複数の医療機関から同じ効果効能の薬が重複して処方され、服用している状態のことをいいます。
必要以上に多くの薬が処方され、服用している状態のこと。4~6種類以上服用していると、多剤服薬状態の可能性があるとされています。
服用する薬が増えるほど、副作用などのリスクが高まり、かえって体に負担がかかることに。
重複の分だけ薬代が無駄に。結果的に、皆さまの保険料などから賄う医療費が無駄になっています。
薬代が増えて医療費がかさめば、保険料の引き上げにつながる可能性があります 。
物忘れ
めまい
ふらつき
食欲低下
気分が沈む
排尿障害
初診料がかさみ、治療も中途半端に!
同じ病気で、複数の医療機関を受診し、何度も検査や処置・投薬を行うと
体に負担がかかります。また、初診料がかさみ医療費も高額に。
「服用する薬が多い方が安心」ではなく危険です
飲み忘れや用量の間違い、副作用などのリスクを避けるため
薬をむやみに欲しがらないように注意しましょう。
治療・薬の重複を防ぎ、体にも家計にも優しい!
既往歴や健康状態を把握してくれる、かかりつけ医をもちましょう。
大病院と違い特別料金もかからず、治療や薬の重複も防ぐことができます。
飲み合わせや重複の有無も一元管理!
いつも薬を調剤してもらう、かかりつけ薬局(薬剤師)をもちましょう。
服薬歴、副作用などを継続的に把握してくれるため安心です。
複数あると、実は逆効果に!
お薬手帳が複数あると、薬の情報が正しく医師や薬剤師に伝わらず、 飲み合わせによる副作用などを招く要因に。必ず一冊にまとめましょう。
飲み忘れなどにより、残った処方薬などがある場合、お薬手帳と
一緒にかかりつけ薬局に持っていき、残薬調整の相談を。
薬剤師が、残った薬が安全に服用できるかを確認してくれたり、
処方される薬の量を調整したりしてくれます。